史上最速の関ヶ原の戦い　「真田丸」から学ぶ伝え方

関ヶ原の闘い

毎週日曜のNHK大河ドラマ「真田丸」9月11日では、ついに天下分け目の関ヶ原の戦いがありました。

私も戦国時代小説は大好きです。今年の1月には出張時に岐阜の大垣城までいってきました。
ここは西軍、石田三成が陣を構えたという城　天守閣からは関ヶ原が一望できる所なんです。

日本の武将が2つに分かれて戦う大戦、真田丸では、どんな関ヶ原を描くのか？と気になっていましたが・・・
今回の大河ドラマは本当に驚きの連続です！

番組終盤、「９月１５日、石田三成率いる８万の軍勢は関ヶ原に陣を張った」と有働由美子アナウンサー（４７）のナレーション。石田三成（山本耕史）が「いよいよだな」と言うと、大谷刑部（片岡愛之助）は「いよいよだ」と応じる。

次のシーン。再び有働アナのナレーションは「対する徳川家康軍は９万。天下分け目の大戦さが今、始まろうとしている」。徳川家康（内野聖陽）の陣が映し出された。

いよいよ合戦が始まるのかと思いきや、次のシーンは第二次上田合戦で徳川軍を退けた真田軍の祝宴（上田城）。そこへ佐助（藤井隆）が現れ、真田昌幸（草刈正雄）や信繁（堺雅人）らに関ヶ原の戦いの結果を報告し、第３６話は終了した。

第３６話は第二次上田合戦に時間を割き、関ヶ原の戦いは実質たった２シーン、約５０秒。合戦シーンはなかった。

「真田丸」関ヶ原の戦いは“超高速”ネット驚きも真田家目線に納得

なんと関ヶ原の戦いは50秒　しかも真田家での【伝聞】で終わっている！　なんというあっけなさでしょう！

ここまで短い関ヶ原は今までなかったのではないでしょうか？
しかし、既に知っている関ヶ原に新しいドラマもない。真田丸のストーリーではこのような伝え方が正しいのです。
大事なのは「真田昌幸や信繁らの驚き」であり、「戦場にいない人たちがどのように感じたのか？」が分かればいいという斬新な演出でした。

いらない情報はバッサリ切る

時代劇での一番おいしいイベントでも、いらない情報はバッサリ排除する。
これは、今後、動画やブログ、コミュニケーションをするうえでもすごく大切なことです。
現代は、日々膨大な情報が飛び交っています。無駄な情報は読み手を遠ざけるのです。
自分たちが伝えたいことだけをしっかりと吟味し、余計な情報をあえて捨てる。それもバッサリとすてることで、本当に伝えたいことが鮮明になる。今回の大河ドラマの演出はまさに情報過多の現代にピッタリだったのではないでしょうか？

今回の真田丸は、これからの伝え方を学ぶ上で、とてもいい見本になりました。

余計な情報を付加するのでなく、いらない情報はバッサリと削る勇気。これがあれば、より物事は伝わる。
短く　シンプルに伝えるためには何かを削る覚悟が必要ということ。

本日は以上です。

真田三代　火坂 雅志さんは、描写もわかりやすい　これは、面白かったです。上下おすすめ

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