売れる人が大切にしている!「売り方」の神髄

2016/08/22

売れる人が大切にしている!「売り方」の神髄

なぜ売れないのか？もっと得るためには何をしたらいいのか？
ということにお悩みの方にお勧めする一冊。
売れる人が大切にしている!「売り方」の神髄　　松野恵介著

他社と競争しても売れない

売れなくなると、どうしても気になるのが競合他社。
価格や機能で見劣りしていないか？
うちの商品は高いんじゃないのか？
ということが気になってしまいがちです。しかし、他社と競争し続けても疲弊するばかり、そこには「お客様」の求めているものがないことも多いのです。

モノ売りの時代は終わった

お客様がモノを求めていた時代、ビジネスモデルはシンプルでした。それは
何を（商品やサービス）
誰に（どんなターゲットに）
いくらで売るのか
ということでした。
しかし、モノに溢れ、心の豊かさを求める人がどんどん増えてくる時代には、モノ売りのビジネスモデルは通用しない。
ビジネスモデルの原型を変えていく必要があるのです。
では、どのようなビジネスモデルを考えればいいのか？
松野さんの提案はとても共感できます。それは・・・

お客様は、困っているコトを解決したり、興味のあるコトを深めることで、心の豊かさを求めているのです。だからこそ、心の時代のビジネスモデルは・・・
■誰に（どんなコトに興味のある人に・どんなコトで困っている人に）
■どんな付加価値を付けて（＋αとして喜ばれること、困りごとを解決できること）
その結果として
■何を
■いくらで買ってもらうのか
「何を」というモノがスタートではなく、「誰に」という人をスタートにしたビジネスモデルとしてシナリオを考えていかないといけない・・・

「売りたい」は売り手のエゴ

お客様の立場で考えた場合、「売れらる」ことをお客様は求めていないのです。
「いかにして売るか？」という営業、販売が本質ではなく、「お客様に何のお手伝いをしているのか？」ということ、売ることが仕事ではなく、お客様に役立つことが仕事だということ。
当たり前のことなのですが、つい忘れてしまうことをこの本ではもう一度、強く確認することができます。

売れる人が大切にしている!「売り方」の神髄　書評