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2020年東京オリンピック・エンブレム まさかの使用中止へ

2015/09/02

             

2020年東京オリンピックのデザインが波紋を呼んでいるようです。
9月1日 追記
まさか、日本有数のデザイナーがこんなお粗末なことになるなんて、思いもしなかった・・。
佐野氏デザインの五輪エンブレム使用中止へ 組織委が方針固める
デザイナーももちろんだが、選考担当者も責任を感じてもらいたい。

東京五輪エンブレム、デビー氏「使用差し止め」要請へ

ベルギー東部のリエージュ劇場のロゴ(左)を制作したオリビエ・ドビさんが、東京オリンピックのエンブレム(右)がデザイン・ロゴともに酷似していると指摘した。ANNの取材に対して彼は、「どんなケースであっても『盗作』と言える。もちろん、何らかの条件が偶然重なることもあるが、(今は)世界のどこにあるものも手に入る時代、疑問を抱かざるを得ない」

確かに似ています。この画像だけをみれば、もしかして「パクリ」という疑惑も出てしまうかもしれません・・・

追記: ここで使用中止という決断はパクリを認めたという意味にも取れるのだが

2020東京オリンピック問題
でも、本当に「パクリ」でしょうか? オリンピックはいろいろと問題が出ていることはわかりますが、ちょっと簡単に批判し過ぎではないかと私は思います。
似たようなロゴはいくらでもあるよ。似ているロゴを比較しているサイトLOGOMOTION

そもそも、今回のエンブレム どうやって選ばれたのか

東京オリンピック 2015年7月22日 発表の公式ページによると
追記:リンクは削除されています。あえて残すw

エンブレムの選定にあたっては、国内外を代表するデザイナー個人による条件付き公募を実施。
2014年10月に国内外から104作品(内、海外から4作品)の応募をいただき、永井一正氏(日本グラフィックデザイナー協会特別顧問)を審査委員代表とする審査委員会(2014年11月17~18日)にて「デザインとしての美しさ、新しさ、そして強さ。そこから生まれる展開力。」を審査基準に、入選3作品を選出し、うち1点を大会エンブレム候補と選定。
本年7月、IOC、IPC、東京2020組織委員会の承認を経て、国際商標確認を終了し、デザイナー佐野研二郎氏の作品を、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会エンブレムとして決定いたしました。

【エンブレム採用作品制作者】
佐野 研二郎 (さの けんじろう)

佐野 研二郎さんはアートディレクターとして輝かしい経歴、実績を兼ね備えた人物であり選考方法にも間違いはありません。サイトはアクセスが集まりすぎてパンク状態です。
追記:一躍 時の人ととなりましたね。

デザインとは答えです。

昔、ある建築の先生に「アートは問い デザインは答え」ということを教わりました。

デザイナーにはクライアント(お客)がありますが、
アーティストにはクライアントはいません。(ファン あるいはパトロン)
今回のデザインは、2020年東京オリンピックとは?という問いに対する答えがあらわされているものです。
この動画を見たときにこのデザインはコピーではないと感じました。
追記:9/1 動画削除 あえてリンクは残すw


このエンブレムには、東京オリンピックの想い、理想を形にしたという「コンセプト」があります。
動画でわかります。「パクリ」とは思えません。

追記:デザイナーの先輩方もいるし、仕事や考え方にもいろいろと教えを頂いたことがあります。デザイナーという職業に敬意を感じていたのですが、あーなんだか根本的に信じてはいけない。絶対的なものが壊された感じですね。
信じた私が間抜けのようです。
 残念ですね・・・

タイポグラフィーは確かに似ていますので、商標登録がされているデザインだとしたら使えませんが、今回は単なる偶然です。ベルギーの地方のシアターにはどんなコンセプトがあるというのでしょうか?
そして何よりも、2020年東京オリンピックのエンブレムはパラリンピック2020と合わせたデザインです。

パラリンピックオリンピック
二つ合わせて調和のとれたデザインだと思います。パクリだ!けしからん!という人は一度こちらのページもご覧ください。削除すればいいのですが、自戒として残しておこう
https://tokyo2020.jp/jp/emblem/

以下の文も全然説得力を失った。

パクリは良くないのは当たり前ですが、今回はシアターの認知が広がったことを良しとして訴えを取り下げた方が良いと思います。(おそらく話題性だけの控訴かもしれませんが)

イームズチェア シンプルなデザイン

 
例えば、「椅子」をデザインする時は
すわりやすさ、心地よさへのデザイナーの答えがデザインにあるのです。Eamseの椅子はシンプルながら永続的なデザインです。
Eamse イームズチェア
Eamse イームズチェア DSW ダイニングチェア デザイナーズ リプロダクト ブラック

アートは問い
ピエト・モンドリアンピエト・モンドリアン 赤、黄、青、黒のコンポジション 1971年頃
この絵を見て何を考える?という問いがアートです。答えは見た人が出すことが芸術です。

画像だけでは伝わらない。本当の意味

「T」のメッセージとハート=日の丸を掛け合わした今回のエンブレム。 私はこの動画を見ることで、納得ができました。
ただエンブレムといわれて見た画像と、動画でストーリーを見た後では、大きく印象が変わりました。
パラリンピックは(=)の意味もあるのです。

なかなか想いは伝わらないものです。動画の力、伝達力の必要性を強く感じます。

英語版もありますね。
追記:9/1 削除されました。 あえて残すw

まぁ 色や形の好き嫌いはあるとともいますが、なぜこの形になったのか?という「コンセプト」が動画で伝わりました

追記 うーん コンセプトも後付のようだし、いったいどうなっているんだ?(怒)

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